困った人に親切なドイツ人

ドイツ日常
ドイツ日常ドイツ生活 いいところ

ドイツ生活の素敵さをかみしめるシーンは唐突に訪れます。

先日、DHL:ドイツ配達(日本郵便みたいなもの)が家のベルを鳴らしてきたのですが身に覚えがないのと忙しさで応答しないでいました。

翌日ポストにDHLから通知があり、自分あてのものと判明。

ただ、どんなに通知を読み直しても、通知にあるリンクを開いても情報が何もわからない。

トラックナンバー、配達ナンバーもウェブサイトには入力すらできない。

なんとか引き取りの通知らしいことはわかるのだがいかんせんどこに配達物が保管されてるのかさっぱりわからず。

とりあえずいつもなら保管されているであろう近所のキオスクへ。

入店と同時に外でたばこ一服しながら談話している女性がこちらに挨拶すると同時に吸い始めたばかりの煙草を置いて一緒に入店してくれたので彼女がキオスクの従業員と気づく。

ドイツあるあるですが、お店の従業員が勤務中に外で座ってお客さんと談話していること多々あります。

とてもゆるくていいとおもいます。

そしてこの店員さんとっても気分のいい人で、私の見せた再配達か引き取りかもはっきりしない通知を見せると

「ナニコレ。保管場所がどこかも書いてないし、どこに連絡していいかも記載してないじゃないの。」

まさにその通り。

「ちょっとうちで荷物保管してるか見てみるわ。」

またこの確認方法が通知書の番号入力して検索じゃなくて私の名前で保管荷物をさがすというアナログ方式。

「うちではあなたの荷物受け取ってないわ。近所のスーパーにいってみな。そこはちょっと大きな窓口だからそこかもよ。

ほんと、DHLの配達員、管理がひどすぎる!。」

私も荷物のありかを探すのに四苦八苦してイライラが募っていたところ、彼女の発言でなんだか気分すっきり。

彼女は怒る理由はないはずなのにただの通りすがりの質問者に共感してくれ、さらに怒りの表し方がツボにはまって笑ってしまいました。

彼女のキオスクはDHLと提携しているのにビジネス提携先を気持ちよく罵倒してくださいました。

DHLと働いているからこそ顧客からの苦情をたくさん聞くらしく、

  • 配達遅延
  • 配達住所間違い
  • 配達通知が何を意味するのかわからない

といった話をしょっちゅう聞くそうです。

この店員さんとは新たに売り出したスイーツについて談話し、お礼を伝えてキオスクを後に。

徒歩1分のスーパーのDHL荷物受取場所に問い合わせるも結果は同じ。

配達物がどこに保管されているのか、再配達するのかもDHLの関係者でもわからないとのこと。

ちなみに私の荷物がこのスーパーに届いてないか確認してくれましたが、確認方法はまたアナログでした笑。

手に持ってるバーコードスキャンの存在意義は。。。?

さらに大きな本店規模にいかなければとあきらめた帰り道、DHLのトラックがさっきのキオスクの前に駐車しているのが見え、さらに運転手がキオスクに入店していくのが見えたのでこれはチャンスと彼を追いかけてまたキオスクへ。

ちょっとすみません、とDHLからの通知を見せて質問。

DHLの配達員さんのはじめの対応は、

「これはDHL Expressで僕の管轄じゃないからまったくわからないよ。僕はDHLの所属なんだ。Expressとは別になるからわからないんだ。」

とのこと。

レジ対応していたキオスクのさきほどの女性店員の素早い補足で、彼は親切にもDHL Expressのカスタマーセンターの電話番号をポケットから取り出したバーコードスキャンみたいな機器で印字して渡してくれました。

(そういうところは急にハイテクで手書きじゃないんかい、と驚きました。)

この振舞のどこが親切なのか疑問に感じるかもしれませんが、ドイツでは(多分その他多くの他の国でも)管轄じゃなければとことん知らんふりするのが普通です。

キオスクの店員さんの振舞も、日本では当たり前かもしれませんがここでは当たり前ではないです。

ありがとうの意味を込めて最初に来店した時に談話したスイーツのエクレアを購入。

すると、エクレアの横に山積されたポルトガルの名物スイーツを指して、

「これ食べたことある?すごくおいしいから試したことないなら一つサービスするよ!」

とのこと。お世話になったのはこちらなのにスイーツおまけとは。しかも食べたことあるのにいただいてしまいました。

配達物が意味不明なことに陥ることが多い不便でちょっと疲れるドイツ海外生活ですが、日常生活は小さな楽しいことがあふれています。

調べても解決できなくてなんとなく行ってみたキオスク、ただそれだけのことですが多くのやさしさに出会えた雨・曇・寒い日の午後でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました